家電・カメラを扱う総合量販店のヨドバシカメラは,電子商取引サイト「ヨドバシ・ドット・コム」を一部改修し,データベース用メモリー・キャッシュ製品を導入してパフォーマンスを改善した。

 同社は2008年10月に同サイトをリニューアルしたが,取扱商品の増加やリアルタイム性のある広告,キャンペーンの展開などによって応答時間の改善が課題となっていた。メモリー・キャッシュ製品を使うことによって,DB管理システムを変えずにECサイトの安定性強化とパフォーマンス改善を実現している。DBが原因でシステムが遅くなる不具合はなくなったという。

 DBキャッシュとして機能する製品には日本オラクルの「Oracle Coherence」を採用した。同製品は,複数サーバーのメモリーを仮想的に統合して大きなキャッシュとして利用可能にするソフトウエア。