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日経情報ストラテジー

業種 マルエツ
全従業員が店舗評価する「絆・通信簿」

1万3000人以上の目で全店の強み弱みをチェック

2009/11/09
川又 英紀=日経情報ストラテジー
従業員による店舗評価を続けるマルエツの店舗(写真は千葉県の蘇我南町店)
従業員による店舗評価を続けるマルエツの店舗(写真は千葉県の蘇我南町店)
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 食品スーパーのマルエツが2009年4月に全店で一斉に始めた店員による店舗評価制度「絆・通信簿」が、開始から半年が過ぎた同年10月までに現場に定着した。この仕組みは店舗で働くマルエツの社員やパート・アルバイトの店員まで含めた全従業員で自店の良さや悪さを顧客目線に立って評価し、改善点を浮き彫りにしていく活動だ。約4000人の社員と約9800人のパート・アルバイト店員の合計1万3000人以上が日々参加するという大規模な店舗評価システムになっている。

 全従業員が毎日交代で評価に参加するので、店舗の管理職がその日の評価担当者を数人ずつ、午前と午後に分けて指名して実施している。午前中に評価する人は午後1時までにチェック表を上司に提出し、午後の人は当日中に評価を済ませて提出するルールになっている。こうして毎日集めた評価を毎月集計し、全店で共有している。

 評価項目は「従業員のみだしなみ」「店の清潔さ」「商品の鮮度」「従業員の挨拶・笑顔」「従業員の気配り度(また店に買物に来たいか)」など多岐にわたる。各項目を店員が5段階評価していく。自分が普段担当する売り場に限らず、店舗全体を顧客に成り代わって評価していくのが特徴だ。

 評価を集計すると店舗全体の悪さ加減が定量的に把握できるので、改善がすぐに実行されやすくなってきた。その結果、2009年4月の評価開始以降、「従業員のみだしなみ」「店の清潔さ」「商品の鮮度」といった項目は評価の平均値がこの半年で上昇してきたという。全249店に横展開できる改善事例については、全社で共有も始めたところだ。

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