先物取引の業務システムを提供するオーテックは2009年5月,メインフレームで稼働していた先物取引業務システムを,リッチクライアントを使ったWebシステムに移行した。制度や法改正,ユーザー・ニーズの変化に柔軟かつ迅速に対応できるようにするのが狙いだ。

 新システムは,注文/約定,入出金/入出庫,資金,会計などの管理機能のほか,帳票出力機能などを備える。当初,稼働時期は2009年10月だったが,接続先である東京工業品取引所のシステムが2009年5月に刷新されて接続インタフェースが変更になること,営業時間が延長されることなどが2008年初頭に判明。稼働時期を2009年5月に早め,必要な仕様変更を行った。

 開発言語はJava,フレームワークはSpring Framework2.5,DBMSはOracle 10gを使用。リッチクライアントのツールには,日本ネクサウェブのNexawebを採用した。