日本航空(JAL)は2009年2月末,インターネット国内線運賃・空席検索システムを全面的に刷新した。搭乗希望日を入力すると,最適な航空運賃と空席の有無を提示する。利用者のニーズに対応するため,より複雑な設定による検索ができるようにした。

 具体的には,運賃が安くなる日程の組み合わせをカレンダー形式で表示したり,「北海道方面」「九州方面」などおおよその目的地域と日程を指定すると,最安値運賃と具体的な到着地を案内したりする。

 こうした複雑な設定による検索を高速化するため,日本オラクルのインメモリ・データベース管理ソフト「Oracle TimesTen In-Memory Database」を採用。データベース層とアプリケーション層の両方で,ミリ秒単位で処理を完了できるようにした。