丸運は2009年4月,内部統制におけるIT統制を整備するため,サーバーやネットワーク機器の特権IDでの操作履歴を記録する専用機「ネットエンリッチITマネジメントゲートウェイ」を導入した。

 同社では各サーバーの特権IDを3人の管理者が共有しており,管理者ごとの操作履歴が残らないことを監査法人に指摘されたことから,専用機の導入に踏み切った。今回の専用機を使えば,各サーバーに管理者別の特権IDを設定しなくても,管理者ごとの操作履歴を残せる。

 各管理者は自身のIDでまず専用機にログインし,専用機経由で各サーバーに既存の特権IDでアクセス。専用機において,各管理者がどの機器に対して,どんな操作をしたかを記録できるほか,操作中の画面を動画として保存できる。導入はマクニカネットワークスが支援した。