家具販売のイケア・ジャパンは2009年3月,ASPサービスを利用した勤怠管理システムを本格稼働させた。2008年3月から順次,千葉県船橋市,横浜市,神戸市,大阪市,埼玉県三郷市の全5店舗に導入し,この3月に英語版のユーザー・インタフェース(UI)を追加した。

 同システムは,ネオレックスが提供するASPサービス「バイバイ タイムカード」をカスタマイズしたもの。各店舗の事務所内に設置したカード・リーダーにICカードをかざして,従業員の出退勤時刻を記録する。就業時間の集計や,給与計算ソフトへの出力などの機能も備えた。独自開発のオンメモリー・データベースを利用するため,応答時間が速いという。

 勤怠管理の対象は,約3000人の従業員。イケア・ジャパンの従業員には外国人が多いため,UIに英語版を追加した。これまでExcelで行っていた従業員のシフト表の作成や,就業予定と実績の比較も同システムで行う。

 システム開発は,ASPサービスを提供するネオレックスが手掛けた。ネオレックスは今後,開発した英語版UIを他のユーザー向けにも提供していく。