百円ショップを全国運営するワッツは2009年2月,同社の店舗発注システムを子会社のオースリーに展開する。

 2008年度下半期(3~8月),ワッツ運営の店舗「ミーツ」の既存店売上高が前年を上回ったのに対し,オースリー運営の店舗「シルク」は約4%落ち込んだ。ワッツは,その原因の一つが,売れ筋商品の一部が並べられていない状況を招いたオースリーの店舗発注システムにあると考え,自会社のシステムを展開することで,売れ筋商品を重点的に補充できる体制を整える。

 ワッツの店舗発注システムは,商品知識の浅いアルバイト社員でも売れ筋商品を見極めて発注できる操作性の高い画面を備えるのが特徴。システム展開の作業は,ハンディ端末を使ったシステムの開発を手掛けるSNQに委託した。