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日経情報ストラテジー

業種 パーク24
「パーク&ライド割引」を強化、駅前駐車場の稼働率向上に効果

2009/01/07
清嶋 直樹=日経情報ストラテジー

 時間貸し駐車場最大手のパーク24は、駅前駐車場に自家用車を駐車してから鉄道に乗り継ぐ「パーク&ライド」による割引サービスを強化している。2008年12月末までに東武鉄道、東日本旅客鉄道(JR東日本)、多摩都市モノレール(東京都立川市)の3社と相次いで提携。各社の郊外駅前にある時間貸し駐車場「タイムズ」の計10カ所で乗車履歴を使った優待サービスを始めた。提携先を増やし、2009年中に数十カ所に拡大する計画だ。

 Suica(スイカ)やPASMO(パスモ)といったICカードで鉄道に乗車すると、ICチップに乗降履歴が記録される。パーク24は鉄道会社から許諾を得たうえで、駐車料金精算機に取り付けたICカード読み取り機で乗降履歴を読み取る。同じ日に最寄り駅で降車した記録があれば、数百円安いパーク&ライド料金を自動的に適用する。料金そのものの支払いには、現金のほかクレジットカードやSuica電子マネーなどが使える。

 パーク24は全国8300カ所で時間貸し駐車場を運営するが、景気後退や自動車離れなどの影響で全般に利用が低迷気味だった。2008年11月の月間での「稼働率(実際の売上高÷24時間の最大売上高)」は平均39.4%で、前年同月比で5.7ポイントも低下した。今回の取り組みでは、都心部の駐車場利用の落ち込みを、都心部へと通勤・買い物に出掛ける際の郊外での駐車場利用で補うことを狙っている。

パーク24が運営する「タイムズ幸手駅前」。駐車料金精算端末でSuica(スイカ)やPASMO(パスモ)のICカードをタッチすると、パーク&ライド割引が自動的に適用される。ICカード読み取り機は乗降履歴判定用(右)と精算用(左)の2台が取り付けられている
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 埼玉県幸手(さって)市の東武鉄道沿線にある「タイムズ幸手駅前」 は2008年4月の導入以来、パーク&ライド利用率が徐々に増え、半年後に全体の4割を超えた。郊外の新設駐車場は満車状態になりにくいが、「稼働率が早期に向上しており、利用促進効果が大きいと判断している」(パーク24経営企画部)。以前からパーク&ライド需要の取り込む手法を検討してきたが、「無人駐車場で乗降履歴を確認するのは難しかった。ICカードの普及で、利用者にとって使い勝手が良く、当社にとっても低コストで新サービスが実現するようになった」(同)という。

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