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日経情報ストラテジー

業種 アパレルウェブ
携帯電話にセール情報を即時配信、トリンプなど3社が販促に導入

2008/11/28
清嶋 直樹=日経情報ストラテジー
スタイルノートの登録風景(アーバンリサーチ渋谷店)。携帯電話をレジ横のIC端末にタッチする
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 アパレル業界向けポータルサイトを運営するアパレルウェブ(東京・中央区)は2008年11月中旬から、新しい店頭販促ツール「STYLE NOTE(スタイルノート)」の運用を始めた。店頭に設置したICリーダー・ライターに来店客が携帯電話をタッチすると登録が完了。その後は随時、自分の携帯にクーポンやセール情報が配信される。

 トリンプ・インターナショナル・ジャパン(東京・大田区)の「アモスタイル」、アーバンリサーチ(大阪市)の「アーバンリサーチ」、クロスカンパニー(岡山市)の「アースミュージック&エコロジー」の計3ブランドの小売り店舗に、約400台のICリーダー・ライター(ソニーのFeliCa=フェリカ規格に対応)を設置した。

 情報の配信基盤にはNTTドコモのクーポン発行サービス「トルカ」を利用。NTTドコモが2008年の年末商戦向け携帯電話新機種に搭載した新機能「iコンシェル」(関連記事)の搭載機種では、店舗のセール情報やイベント情報などが自動更新され、携帯の待ち受け画面やスケジュール欄などに表示される。ほかの機種やNTTドコモ以外の携帯の場合、自動更新はされないが、機種に応じて情報を随時配信する。

 利用者にとっては、気に入ったブランドの新商品入荷やセール情報を素早く入手できる。アパレルの小売り店にとっては、旬の新商品情報などを関心が高い顧客に告知して、短サイクルで売り切るための武器になる。「ファッションリーダー主導型の欧州市場などとは異なり、日本のファッション市場は消費者が個性を求める傾向が強いため、短サイクルで消費者に働きかける販促手法が必要になる」(アパレルウェブの千金楽健司社長)という。

スタイルノートの携帯画面。機種の性能に応じたレベルのコンテンツを配信
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 携帯電話のヘビーユーザーはファッションに敏感な20〜30代の対象顧客層と重なる。一般に、飲食店や食品スーパーなどの販促では、携帯メールがよく使われる。ただし、アパレルの場合は文字情報を送るだけでは不十分で、画像や動画なども併用した「リッチ」なコンテンツで商品の魅力を伝える必要がある。

 特に中小のアパレル小売り店にとって、多様な機種・規格が並存する携帯電話端末に対応したリッチコンテンツを制作するのは負担が大きかった。システム構築はピーシーフェーズ(東京・渋谷区)が担当。同社は携帯電話の機種に応じて、高機能機種にはきれいな動画を配信し、旧型機種には静止画のみに変換して配信するなど、携帯電話機種の性能に応じたレベルのコンテンツを配信できるように支援した。

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