東急百貨店は2008年5月,全社・店舗・売り場,あるいは商品・色・サイズ別などの切り口で売上傾向を分析できる売上分析システムを新たに構築した。経営層,商品企画部門,仕入れ部門,販売現場など全社で利用する予定。

 各部門で参照したい項目を自由に絞り込み,日・週・月といった販売期間の設定を変えて,売上の傾向を詳細に分析する。これにより,顧客ニーズの変化をいち早くとらえ,迅速な対応を図る。

 新システムには,米Information BuildersのBI(Business Intelligence)パッケージ「WebFOCUS」を採用。流通・通信業向けシステム・インテグレータのエス・エフ・アイがシステムを構築した。機能強化の開発を継続しており,2008年6月中には,より詳細かつ迅速に売上情報を分析できるようにする。