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日経情報ストラテジー

業種 アパマンショップネットワーク
ネットの部屋探しに新モデル、業務端末の情報を顧客とウェブ上で共有

2008/01/28
西 雄大=日経情報ストラテジー
業務端末の情報をウェブ上で共有できることで来店時の手間を省く
業務端末の情報をウェブ上で共有できることで来店時の手間を省く
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 全国で賃貸住宅あっせん店舗を約950店展開するアパマンショップネットワーク(東京・中央区)は2007年12月から、来店せずに賃貸物件を探せるサービスを試験的に導入している。直営6店舗を皮切りに、今年3月までに約30店舗でサービスを展開する予定だ。

 このサービスは、同社の店舗内で営業担当者が物件をあっせんするために使用する社内システム「AOS(アパマン・オペレーション・システム)」を活用したもの。顧客のPC上でAOSの画面を表示できる仕組みを導入することで、来店せずに情報収集ができる。

 物件探しはネット上で検索することが主流となってきた。ただ、気に入った物件があっても既に成約済みであることも多い。なかには、ウェブサイトには掲載していない物件もある。実際、アパマンショップでもAOS内には約360万件の物件情報があるのに対し、同社が運営するウェブサイトの掲載件数は約85万件にとどまる。家主からウェブサイトへの掲載不可との指定があるなど、掲載できる物件が一部に限られているためだ。そのため、顧客は来店しなければ見られない物件情報があった。

 アパマンショップは遠方からの引っ越しなど、頻繁に来店できない顧客の活用を想定し、利便性を向上させることで成約率の向上を狙う。画面共有システムは、オーシャンブリッジ(東京・渋谷区)が提供する「ISLlight」を採用した。

内覧を含め、30分程度で契約完了

 具体的な情報の流れはこうだ。顧客はまず、システムを導入している店舗へ連絡する。店員の指示に従ってウェブ・サイト上で画面共有ソフトを展開し、AOSの画面を共有する環境を構築。店員は顧客が来店した際と同様に、家賃や地域などの希望条件を聞いて、AOS内にある条件に合致する物件の情報を探す。物件が見つかれば物件情報を顧客のPCにも表示して情報を共有する。

 病院やコンビニエンスストアといった物件周辺の情報を地図上で表示するなど、イメージをわきやすくする工夫も凝らしている。入居時の初期費用の見積もりもウェブ上で確認できる。気に入った物件があれば、契約書類を作成するために来店する時間を予約できる。

 来店時には物件が決まっているため、実際に物件を見学して契約書類を記入するだけで済む。転勤や入学で新居を探す1〜3月の繁忙期の週末には、店員が足りず受け付け時に時間を要することが多い。事前に時間予約して対応するため、契約物件の内覧にかかる時間を含めても約30分〜1時間程度で契約が完了する。

 ATS(アパマンショップ賃貸管理システム)開発プロジェクトチームの佐藤誠晃ゼネラルマネジャーは「これまでは物件選びから契約するまでに3時間ほどかかっていたが、物件選びは自宅でできるため、来店時には書類を記入するだけで済む。繁忙期には業務効率の向上につながる」と期待を寄せる。

■変更履歴
本文中に2カ所あった社名表記の略称「アパマン」を「アパマンショップ」に変更しました。 [2008/01/29 10:00]

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