三菱商事は2008年1月に,全社情報共有システムを刷新した。社内通達やお知らせ,業務規定,組織図などの様々な社内情報を,ポータル画面から一元的にアクセスできるようにしたのに加え,社外からインターネット経由で利用可能にした。従来システムでは,全社で共有する情報が複数のシステムに散在していたうえに,社外からは一般公衆回線などで社内ネットワークに接続する必要があり,使い勝手が悪かった。

 新しい全社情報共有システムは,システム子会社のアイ・ティ・フロンティアと共同で,以前から利用してきた「Lotus Notes/Domino R5」をR7にバージョンアップし構築した。セキュリティ管理には,サン・マイクロシステムズの「Sun Java System Identity Manager」と「Sun Java System Access Manager」を採用した。