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日経情報ストラテジー

業種 ブログウォッチャー
ブログの文体で書き手の性別を自動判別、リクルート子会社が広告配信に応用

2007/12/12
清嶋 直樹=日経情報ストラテジー
ブログウォッチャーの羽野仁彦社長
ブログウォッチャーの羽野仁彦社長
 

 リクルート子会社のブログウォッチャー(東京・港区)は、2008年2月をメドに、「プロファイルパスポート」システムを稼働させる。ブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)といったCGM(消費者発信型メディア)に書き込まれた文章を基に、インターネット利用者の行動を解析し広告配信などに活用するものだ。

 独自の日本語解析技術で、CGMの文章から書き手の属性や行動パターンを解析。これを、プロファイルパスポートに対応したゲーム、占い、アンケートサイトなどから得た情報と組み合わせて、CGMの書き手に合った広告を配信する。

 例えば、「自分のブログに『高級レストランAがおいしかった』と書き込んでいて、かつ、相性占いで恋人の誕生日を入力し、かつ、情報配信を許諾している」人に対象を絞って、「競合の高級レストランBの記念日特別メニュー」の案内を配信できる。誕生日などの個別登録された定型情報だけではなく、CGMに書き込まれた非定型文から個人の好みなどに関するきめ細かな情報が得られるわけだ。

 羽野仁彦社長は、「今あるネット広告は、アクセス数の多いウェブサイト上でマス広告に近い性質を持っているものが多い。新システムでは、本当に関心が高い10人ぐらいの少人数に情報提供することを目指す」と説明する。

 非定型文を解析するために、東京工業大学の奥村学・准教授のグループが研究する技術を応用している。ブログのように雑多なことが書いてある文章を自動的に要約して、「レストランAがおいしい」といった主題を抽出できる。既に同社が運営する「SHOOTI」で、多数のブログから抽出した口コミ情報提供のために活用している。

 さらに、「おいしい」「まずい」といった評判の良し悪しを判定したり、文体から書き手の性別を自動判定したりすることもできる。羽野社長は、「男性は『かわいい』という言葉をあまり使わない、女性は『すごく』という言葉をあまり使わないといった法則がある。性別は90%以上の性別で判別できる」と話す。

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