同志社大学は,独自のSNS(Social Networking Service)システムを,ソフト開発のSIGELと共同開発し,2008年1月に試験導入する。本稼働は,同年4月の予定である。

 地域社会との交流を通じて実践型・参加型の教育を行う「プロジェクト科目」で利用し,「水環境政策」「京都暮らしの音と映像」など29個ある科目ごとのコミュニティのほか,学外協力者や卒業生のコミュニティなどを立ち上げる。当初の利用者は400人程度の見通し。

 SNSはPCのWebブラウザからの利用が前提で,コミュニティ管理,自己紹介,ブログ,友人紹介などのSNSの基本機能のほか,チームでのToDo管理,スケジュール管理,電子掲示板などの機能を備える。今後は,携帯電話からも利用可能にするなど機能の強化を図る。開発には,オープンソース・ソフトのLinuxやPostgreSQLを用いた。