北越銀行は9月,ATM(現金自動預け払い機)の取引履歴データをオンラインで収集・管理するシステムを稼働させた。取引履歴データは,ホストコンピュータに保存される取引データとは別に,どのATMで,いつ誰がどのような取引を行ったかを記録したデータのこと。これまで取引履歴データは各店舗の担当者がMO(光磁気ディスク)などの電子媒体に保存していた。そのため,データ取り込みにかかる手間や,保存している電子媒体を紛失するリスクがあった。

 ATMから収集された取引履歴データは,ネットワーク経由で集中センターに設置してある収集サーバーに送られる。集めた取引履歴データは各店舗にあるPCから検索・参照できる。システム構築には,OKI(沖電気工業)の「ATM電子化ジャーナルオンライン保管システム」を利用した。