東海東京証券は,「EV(Extended Validation) SSLサーバー証明書」をこのほど取得。10月31日,同社のポータル・サイトにアクセスしたユーザーに対して,EV SSLを使った暗号化通信ができるようにした。

 EV SSLは,認証局やWebブラウザのベンダーらで構成する業界団体「CA/Browser Forum」が策定した統一認証基準。従来は認証基準がばらばらだったこともあり,フィッシング・サイトの運営者が成りすまして,SSLの電子証明書を取得することもあった。

 東海東京証券は,EV SSLに準拠した電子証明書を取得するために,(1)その会社が登記されているか,(2)事業所が実在するか,(3)実際に事業運営されているか,の三つについて審査を受けた。いずれの審査も,EV SSLの認証基準に含まれるもの。審査は,証明書発行サービスの提供会社であるグローバルサインが実施した。東海東京証券はこれら審査を経て,グローバルサインからEV SSLの電子証明書を取得した。