光インターネット・サービスを中部地方で展開する中部テレコミュニケーションは11月2日、集合住宅を対象にした営業支援システムやコールセンター向けシステムとして、セールスフォース・ドットコムのSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)型CRM(顧客情報管理)サービス「Salesforce」を採用したと発表した。2007年4月に導入の検討を開始し、採用を決めてから2週間でシステムを構築。5月に顧客開拓のためのテレマーケティング業務に適用した。6月には集合住宅営業の進捗管理にも適用。08年2月ころまでにコールセンターにも展開する。

 従来は、集合住宅営業向けとコールセンター向けに別々のシステムを構築しており、データ連携の仕組みがなかった。今後は、両者のシステムをSalesforceに統一することで、データを一元化する。例えばユーザーに対する営業の進捗状況と、そのユーザーからのコールセンターへの問い合わせが1つの画面で見られるようになり、顧客サポートの品質を上げられるという。

 集合住宅への営業では、販売代理店にもシステムを開放し、進捗管理に役立てる。システムの利用料は中部テレコミュニケーションが負担する。