オフィス用品通販大手のアスクルは,新しい情報系システムの導入を進めている。2007年6月に,中核となるEIP(Enterprise Information Portal)システムを導入したのに加えて,9月をメドにワークフロー・システムと予算管理システムを稼働させる。従来,社内通達,会計情報,電子掲示板,承認申請,プロジェクト管理などの各種情報・機能は,複数のシステムに分散していたが,新システムによって一元的に利用できるようにして利便性を向上させる。

 新システムの利用者は,中国・上海など海外拠点を含む全社員のほか,パートナー企業のスタッフにも広げ,合計で約1000人になる見通し。新システムでは各種情報へのアクセス・ログを取得することが可能で,情報セキュリティの強化にもつなげる。
 
 システム投資額は,数千万円。構築には,ドリーム・アーツのEIPパッケージ「INSUITE Enterprise」などを利用した。