長野県箕輪町は、役場の職員が利用する情報系端末としてシンクライアントを導入、7月1日から本稼働を開始した。情報漏洩を未然に防ぐとともに運用コストを削減することを狙う。

 採用したシンクライアント端末は、サン・マイクロシステムズの「Sun Ray 2」。これまで利用していたWindows 98マシンを置き換える形で200台導入した。Sun Ray端末を導入した長野県内の自治体は、辰野町に続いて2例目となる。

 同町は、シンクライアント端末を管理/制御する「Sun Rayサーバー」用途としてSun Fire X4100を3台導入した。それとは別に、マイクロソフトOfficeなどのWindowsアプリケーションを動作させる「Windows Terminalサーバー」用に同X4100を5台導入した。

 Sun Ray 2端末は、アクセスする際にユーザーID/パスワードに加え、ICカードで認証を行う。箕輪町役場では、全職員が認証用のICカードを職員証として携帯する計画だ。