NTTデータは6月18日、日経コンピュータ5月28日号で既報のとおり、同社が地銀向けに提供している勘定系システムの共同利用サービス「地銀共同センター」に秋田銀行が参加すると発表した。参加時期は「未定」(秋田銀行経営企画部)だが、本誌推定で2010年前後の見込み。

 秋田銀の狙いは、システム・コストの削減および新商品や新サービスの実現スピードの向上など。秋田銀は現在、日本ユニシス製メインフレームで同社製の勘定系システムを稼働させている。地銀共同センターへの参加により、秋田銀は日本ユニシスからNTTデータへリプレースすることになる。地銀共同センターでは、主に日立製作所製メインフレームを使っている。

 地銀共同センターの参加行数は秋田銀で12行目。このうち京都銀行や千葉興業銀行、愛知銀行など6行が稼働済み。