PLUMgridは仮想ネットワークインフラを構築するソフトウエア「PLUMgrid Platform」を開発・提供するベンチャー企業。米シスコなど大手ネットワーク製品ベンダーで経験を積んだエンジニアたちが3年前に立ち上げ、近年は日本市場での展開に力を入れている。President and CEOのアウェイズ・ネマット氏とVice Presidentのキャッシュ・イフティカー氏に、製品の概要や日本市場への期待について聞いた。(聞き手は堀内 かほり=日経コンピュータ


写真●President and CEO アウェイズ・ネマット氏(左)とVice Presidentのキャッシュ・イフティカー氏
写真●President and CEO アウェイズ・ネマット氏(左)とVice Presidentのキャッシュ・イフティカー氏
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PLUMgrid Platformはどのような製品なのか。

 クラウドサービスを提供するための、仮想ネットワークインフラを構築できるソリューションだ。クラウドサービスは使うのは簡単だが、そのインフラを構築するのは大変で、特にネットワーク部分を作るのが難しい。

 PLUMgrid Platformでは、画面上でルーターやスイッチなど必要な機能をクリックしていくだけで、「仮想ドメイン」と呼ぶ仮想ネットワークを構築できる。仮想ドメインは簡単に拡張や移動ができるし、なにより構築にかかる時間を短縮できる。従来の物理的な装置で構築すると2~3カ月かかるところが、PLUMgrid Platformなら数秒で可能だ。

OpenStackに対応していると聞くが、PLUMgrid Platformはどのような位置付けの製品なのか。