NTTドコモは2013年7月1日より、米BoxToneのMDM(モバイルデバイス管理)サービスを利用し「ビジネスmoperaあんしんマネージャー」のスマートフォン向け管理機能の提供を開始した(関連記事)。5月31日には日本法人BoxTone Japanを設立。日本での事業を本格的に推進する。BoxTone CEO(最高経営責任者) アラン・スナイダー氏、CMO(最高マーケティング責任者)兼CPO(最高製品責任者) ブライアン・C・リード氏、インターナショナル・キャリア・グループ担当 シニア・バイスプレジデント アール・スタール氏、BoxTone Japan ジェネラル・マネージャー 常山宏彰氏らに、同社のサービスの特徴と日本での展開を聞いた。
日本市場には既に多数のMDMがある。BoxToneの特徴は。
アラン・スナイダー氏:キャリア(通信事業者)・グレードの信頼性やスケーラビリティだ。BoxToneのパートナーは携帯電話事業者やMSP(Management Service Provider)など。高いレベルのサービス、セキュリティが求められる顧客が多い。
またパートナーのメーカーでは我々のMDMが組み込まれている。
どのように信頼性やスケーラビリティを確保しているのか。
アール・スタール氏:我々はデータセンターにおける10年以上の経験がある。サーバー側は単一障害点を極力削減し、信頼性を高めている。またサービスを停止することなくリソースを増強できる。
日本での展開は。
ブライアン・C・リード氏:BoxToneはエンタープライズ、組み込み、キャリアの3本のビジネスを展開している。日本市場には、まず国際キャリア・ビジネスから参入する。
今回NTTドコモからサービスが発表されたが、KDDIにもすでにサービスを提供している。
常山宏彰氏:現在、日本の従業員は3人だが1~2年で10~15人に増やし、サポート力を増強する。パートナーとなるキャリアも、当然増やしていきたい。