米Red Hatがオープンソースのクラウド基盤であるOpenStackへのコミットメントを強めている。米Red Hat クラウド事業部門シニア・ディレクター/ゼネラル・マネージャー Bryan Che氏は、Red HatはOpenStackをクラウド戦略の柱に据えており、OpenStackを開発したRackspaceに次ぐ量の改良を提供していると語る。
Red Hatのクラウドサービスの普及状況は。

PaaSであるOpenSiftはまだ現在開発者向けプレビューの段階だが、1万人以上の開発者が使用した。ユーザーは指数関数的に増えている。
クラウド管理プラットフォームであるCloudFormsは2012年7月に正式リリースしたばかりだが、順調に普及が進んでいると考えている。
CloudFormsのオープンソースプロジェクトであるDeltacloudでは、富士通のクラウドサービスFGCPをサポートしている。
日本にも富士通やNTTなど、有力なクラウドプロバイダーがある。明確な時期は言えないが、CloudFormsのアップデートに合わせ、対応クラウドサービスを増やしていきたいと考えている。
クラウド基盤としてOpenStackをサポートしている。
Red HatはOpenStackに強くコミットしている。OpenStackはエンタープライズ用途に向かっており、Red Hatは、他のLinuxディストリビューションに比べそこで多くのアドバンテージがある。
我々は多くの技術者をOpenStack開発に充ててOpenStackの改良に貢献している。我々は(OpenStackのオリジナルを開発した企業である)Rackspaceに次ぐ件数の改良を提供している。