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インタビュー

「テトリスを1時間強で作ってみた」動画の投稿者にインタビュー──「プログラミングの楽しさ伝えたい」

ブロードテイル CEO
紀平 拓男 氏

2009/11/05 日経ソフトウエア

 ニコニコ動画で2009年10月15日に投稿された「【プログラミング】テトリスを1時間強で作ってみた【実況解説】」という動画が人気を集めている(写真1)。公開されてから2週間ちょっとで15万回以上も再生され,コメントも数多く寄せられている。
 内容は,開発ツールのインストールからスタートしてWindows環境でC言語を使い,わずか1時間強でテトリスを完成させるというもの。そのあざやかな手腕には,感嘆の声がコメントで寄せられている。プログラミングそのものがエンタテインメントになっており,1時間強見ていても全く飽きることがない。
 ニコニコ動画で「うp主」と呼ばれる動画投稿者はどんなプログラマなのだろうか?と思い,インタビューを申し込んでみた。
 うp主の名前は,紀平拓男さん(写真2)。東京・南青山で携帯電話向けのソフトウエア開発会社ブロードテイルを経営する若きプログラマCEO(最高経営責任者)だ。きっとプログラミング初心者の参考になる話を聞けるに違いない,と期待しながらインタビューを始めたが,予想以上に“すごい”紀平さんのプログラミング歴に圧倒される結果となった。

(聞き手・構成は武部健一=日経ソフトウエア


写真1●【プログラミング】テトリスを1時間強で作ってみた【実況解説】の動画。技術系動画にしては異例の15万再生を超える

1時間強でテトリスを作れるのはすごいですね。プログラミング歴を教えてください。

 幼稚園のころからですね。当時,セガが「SC-3000」というパソコンを出していて,これが家にありました。あるとき,親が「ベーマガDX」(注:電波新聞社が発行していたプログラミング雑誌「マイコンBASICマガジン」の別冊。様々なパソコン用のゲーム・プログラムなどを掲載していた)を買ってきたので,そこに載っているプログラムを打ち込んでいました。

 当時は「これを打ち込むとゲームができる」という認識しかなかったですが。SC-3000には顔のキャラクタがあってそれをBASICのPRINT文で表示して親に自慢げに見せていたそうです。

写真2●紀平拓男さん。過去にはIBMの東京基礎研究所でJavaScriptを研究していたこともある。「まだAjaxという言葉ができる前だったので,『JavaScriptってページの装飾でしょ?』と思われるハードルを越えることに苦労しました」。現在は,2008年に設立したブロードテイル社のCEO

幼稚園のころに?

 はい,あまり信じてもらえないかもしれないのですけど(苦笑)。

 小学校に入ってからは,PC-88(NEC製の8ビット・パソコン)もあったのですが,それはほとんど使わずに小学校4年生まではPC-9801Eが主力マシンでした。その後は,PC-9801FAですね。486マシンなので速かったです。家にはほかにもIBMのJX-5があって,環境的には恵まれていました。パソコン通信もやっていましたね。

 ただ,プログラマとしての第一歩を踏み出したのは麻布中学に入ってからです。パソコン部に入部してそこで徹底的にしごかれました。パソコン部は今でいう“ペア・プログラミング”に近い環境でした。2畳もない狭い部室にパソコンを置いて,そこに部員が10人くらい入って,プログラミングする人をみんなで見ているという環境です。間違うと周りから瞬時に指摘されますし,先輩のプログラミングを見ることもできます。当時はコンパイルに時間がかかったので,エラーを起こすと袋叩きにされるわけです。ですからできるだけミスをしないプログラミングが求められました。あれはいい環境でしたね。

 麻布学園は成績が悪くても先生は特に何も言わず,生徒の活動を先生と保護者が後押ししてくれる自由な環境でした。そんな環境で中高の間はひたすらプログラムを作っていました。当時プログラムを大量に作っていたことが,今大きな財産になっているなと思います。

当時はどんな言語を使っていたのですか?

 パソコン部の方針として中1はBASIC,中2でC言語を学び,その後は皆,比較的自由にいろいろなことを学んでいました。中3が中1を教え,高1が中2を教えるスタイルでした。私は中3のころにアセンブラを勉強し,高1の頃はWindowsプログラミングにもはまっていました。

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