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スペシャルインタビュー

日経コンピュータ
2009/07/23
谷島 宣之=日経コンピュータ

3000万人市場を公開へ一大ビジネスチャンスです

 「コミュニティ上のコミュニケーション充実につながるソーシャル・アプリケーションがこれから大きく伸びます。いいものを作れば世界中で使われるでしょう」。ミクシィの笠原健治社長は強調する。同社は4月、日本最大のSNS「mixi」の開発環境を公開。将来3000万人を見込むmixi会員に向けて、誰でもアプリケーションを作れるようにしていく。(聞き手は谷島 宣之=日経コンピュータ編集長、写真は小久保 松直)

mixiが国内最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に成長した理由は。

 それは「コミュニケーション重視」の一言に尽きます。mixi上でまず、友人や知人とのコミュニケーションがとれる。続いて同じ趣味、同じ関心、あるいは同じ属性、同じ悩みを持つ人たちともコミュニケーションできる。こういうコミュニケーションサービスのインフラとして評価されたから、成長できたと思っています。

 これは2004年にmixi事業を始めた当初から目指していた姿ですし、今後も一層究めていきたい。現状はまだまだです。例えば若い人が友人とやり取りするとき、主に携帯電話のメールを使うでしょう。数あるコミュニケーションサービスの中でも、mixiは一番使われる、一番トラフィック率の高い、一番便利で、一番楽しくて、一番簡単に、大事な人たちとコミュニケーションができる。ここを目指していきます。

SNSがコミュケーションを重視するのは当然では。

(写真・小久保 松直)

 2004年当時、いくつかSNSが出ていましたけれど、コミュニケーションはあまり意識されていなかった。インターネット上で人脈や名簿を管理する、つまり自分や友達が誰とつながっているのかを俯瞰するサービスを目指していたのではないかと。機能としては、人物の紹介文を書くくらいでした。我々は人脈管理に加えて、つながっている人たち同士が日々コミュニケーションできる機能、日記やコミュニティを最初から用意しました。

 一方で最近、同じSNSというくくりで、モバゲータウンやGREEと比較されることが多いのですが、ちょっと違和感があります。あちらはゲームを強調されているように思うのです。先方も違和感があるかもしれませんね。

「mixiはmixiです」

 実はmixiをSNSだとはとらえていないのですよ。SNSの定義がはっきりしませんし。あくまでもmixiはmixiだと思っています。とはいえ便利なのでSNSという言葉を使ってしまうこともありますが。

システムの運営で苦労したか。

 会員数はある程度、目標としていたものに近い数字で推移していきました。システムについても、データベースを負荷分散していける設計にしていこうと最初から考えていました。ただ、1人当たりのページビュー、つまり1日に使うページビュー、もしくは1日の滞在時間が思った以上に凄いスピードで増えた。会員の方が書きためた日記とか、コミュニティでやり取りされるメッセージがたまっていくスピードには、びっくりさせられましたね。

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