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スパコンがチューリングテストに合格、13才の少年として反応

2014/06/11

Tim Hornyak IDG News Service

 スーパーコンピューターがチューリングテストに合格し、人工知能の歴史に新たな一歩を刻んだことを、英レディング大学が発表した。

 現地時間2014年6月7日、ロンドンの英国王立協会で開催された同大学主催のイベントにおいて、スパコン上で動作する会話プログラム「Eugene Goostman」が返す反応を見た審判員の3分の1以上が、これは人間だと判定した。

 チューリングテストは、人工知能の父とされるAlan Turing氏が1950年に提唱した判定テストである。チューリングテストに機械が合格したのはこれが初めてだと同大学は発表している。

 一方で専門家は、今回のテストについて、知性的な機械の進化における1つのステップだとの見方を示している。

 チューリングテストは、自分が対話している相手が人間なのか機械なのかを人間の審判員が見分けられるかどうかに焦点を当てた実験だ。対話はテキストベースで行う。一連の反応を通じて、これは人間だと審判員に思わせることができたら、その機械はテストに合格したことになる。

 今回テストに合格したEugeneというプログラムを開発したのは、Vladimir Veselov氏とEugene Demchenko氏だ。この日のイベントには、他にも4種類のスパコンが出場した。Eugeneは、13歳の少年になりすまして反応を返すようプログラムされていた。

 Eugeneは、33%の審判員から人間との判定を受けた。同大学では、独立した検証により結果の確認も行ったという。

 開発者のVeselov氏は、同大学のプレスリリースの中で次のように述べている。「中心にあった考えは、何でも知っていると自ら主張できるようなプログラムだった。だが、Eugeneの年齢からして、知らないこともあるというのは完全に筋が通っている」

 「今後は、Eugeneをさらに賢くすることと、我々が『会話ロジック』と呼ぶものを引き続き向上させる作業に取り組んでいく予定だ」

 人工知能に関するコンテストは他にも数多くある。例えばローブナー賞は、チャットボットと呼ばれるプログラムのうちで最も人間らしいものを競うコンテストだ。

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