ITpro提供のセミナー/展示会情報

事業継続のためのパンデミック対策

『10日間で完成 パンデミック対策実践マニュアル』の著者が、
実践の勘所とノウハウを解説

 発生後わずか数週間で世界各地に広がった新型インフルエンザは、爆発的な感染スピードをまざまざと見せ付けました。より毒性の強い鳥インフルエンザがパンデミック(世界的大流行)を引き起こすリスクも、現実味を増しています。企業は今すぐに的確なパンデミック対策を計画・実施しなければ、ビジネス活動や従業員の生命を危険にさらすのはもちろん、会社としての信頼性を失う評判リスクも避けられません。

 そこで緊急開催の本セミナーでは、米格付け会社スタンダード&プアーズの危機管理顧問として新型インフルエンザ対策の最前線に立ち、過去にSARS(重症急性呼吸器症候群)対策や9.11テロ後の業務復旧などの経験を持つ佐柳恭威氏が、再点検しておきたいパンデミック対策の基本方針や、事業継続の根幹となる「縮退業務と遠隔勤務」の実現手法などを分かりやすく解説。Q&Aセッションでは、佐柳氏が自らの実践経験を踏まえて、受講者からの質問にお答えします。

 受講者には特典として、佐柳氏の著書10日間で完成 パンデミック対策実践マニュアルを漏れなく差し上げます。開催後には、Q&Aセッションの講演録を掲載した受講者限定サイトを用意します。

日時2009年6月29日(月) 13:00~17:00(開場12:30)予定
会場青山ダイヤモンドホール(東京・表参道)
主催ITpro
受講料金30,000円(税込)
受講特典●書籍10日間で完成 パンデミック対策実践マニュアル付き

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講師

佐柳 恭威(さやなぎ やすたけ)氏

スタンダード&プアーズ Vice President。1985年、横浜国立大学経済学部を卒業し、富士銀行(当時)に入行。1996年からロンドン駐在。欧州と北米でシステム開発・運用からリスク管理などを手がけ、2001年の米ニューヨークで9.11テロ後の業務復旧に当たる。2002年10月、スタンダード&プアーズに入社。2007年から米国本社の危機管理顧問を務め、新型インフルエンザなどの対策計画を企画・導入。現在、世界各国のマネジメントの指導に当たる。主な講演に「IT部門の国際比較」(2004年、マイクロソフト社)、「米国とヨーロッパの2000年対策」(1999年、HP社)、著書に「10日間で完成 パンデミック対策実践マニュアル」(2009年、日経BP社)、「Business Continuity PLAN GUIDE」(1999年、米国にて出版)がある。

13:00~14:00

講演:課題分析と改善の検討

豚インフルの感染拡大で分かったパンデミック対策見直しのポイント

 新型インフルエンザ(H1N1型豚インフルエンザ)の感染拡大は、企業の事業継続にかかわる様々な課題を浮き彫りにした。企業は近い将来に予想されるH5N1型鳥インフルエンザのパンデミックに備えて、今回の経験を「リハーサル」と考え、何が足りなかったのかを反省し、対策の改善につなげなければならない。本講演では、企業が抱える課題を整理するとともに、対策見直しのための考え方や勘所を解説する。

14:00~14:10

休憩

14:10~15:30

講演:事業継続の仕組み作りの実践

BCPの根幹、「縮退業務と遠隔勤務」の基本から実現手法まで

 企業は強毒性新型インフルエンザの発生や感染拡大を想定し、多くの社員が出社できないことを前提として、事業継続計画(BCP)を策定しなければならない。ポイントとなるのは、パンデミック状況下で継続するべき業務の絞り込み(縮退業務)と「遠隔勤務」の仕組み作りである。そこで本講演では、縮退業務の考え方や実施手順、VPN(仮想私設網)などのネットワーク技術を活用した遠隔勤務の実現手法、本番で失敗しないためのリハーサルの勘所などを紹介する。

15:30~15:45

休憩

15:45~17:00

Q&Aセッション

「パンデミック時代の事業継続」に関する疑問と悩みに答える

 事業継続の観点からみたパンデミック対策には、自然災害対策やシステム障害対策など従来の危機管理の常識が通用しない部分も多い。受講者が日ごろ、事業継続のためのパンデミック対策を計画・実施する際に疑問に感じていること、悩んでいることについて、佐柳氏が自らの経験に基づいて回答する。モデレータは日経BP社 ITpro ディレクター/副編集長の吉田琢也。

※講師、講演タイトル等は変更になることがあります。あらかじめご了承ください。