ユーザー別にパーソナライズした情報を提供するライフログ活用サービス!
キーパーソンが集結し、ビジネス、法律、技術の面から
事業化のカギを徹底分析する1日!
Webの閲覧履歴やデパートでの購買履歴,位置情報,メールの送信履歴――。パソコンや携帯電話が一人1台になった今,人の動きに応じて様々なデータがコンピュータやネットワークに残っていきます。こうした情報が「ライフログ」です。
今,このライフログの活用が注目を集めています。ライフログからはユーザーの趣味や嗜好,行動パターンが解析できるため,効果的な広告やこれまでになかったようなサービスの提供が期待されるからです。
しかし,ビジネスとして成り立たせるためには,収益モデルの構築が必要です。ユーザーから不信感を持たれたり,ユーザーのプライバシを侵害しないために,サービスに信頼感を与え,違法にならない運用や情報提供の仕方を研究する必要もあります。
本カンファレンスでは,NTTドコモの行動支援サービス「iコンシェル」の開発担当者や金融・流通業界に詳しいコンサルタント,ユーザーの行動履歴収集の法律問題に詳しい弁護士,KDDI研究所のライフログの研究者に,ビジネス,法律,技術の観点でライフログ・サービスについて語ってもらいます。さらに各講演には,日経コミュニケーション記者のコーディネートによる質疑応答も設けます。
新しいビジネスのタネを拾う絶好の1日となるはずです。ぜひ,この機会にご参加ください。
日時 | 2009年4月23日(木) 13:00~17:35(開場12:30)予定 |
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会場 | 青山ダイヤモンドホール(東京・表参道) |
主催 | 日経コミュニケーション,ITpro |
受講料金 | 30,000円(税込み) |
受講特典 | ★こちらの記事の掲載された特別編集版を無料贈呈します。 「ユーザーの行動履歴とセンサー情報が融合・携帯電話が"秘書"になる」「行動支援サービスに影落とすプライバシ」 ★セミナーの当日にいただいたご質問に対する回答を,後日受講者限定サイトに掲載します。 |
【ITpro会員サービス登録のご案内】
本カンファレンスにご登録いただきました内容で、ICTに関する専門メールマガジン「ITproメール」などをお届けするITpro会員サービスに、セミナー開催後に登録いたします。サービスの詳細は、ご登録後にEメールで詳しくご案内いたします。既にITpro会員にご登録いただいている皆様は、引き続き本サービスをご愛顧いただけると幸いです。
リアルとサイバーの垣根を壊す
~ライフログの破壊力~
ジャーナリスト 佐々木 俊尚氏
ライフログの可能性が語られ始めた当初から,この分野を精力的に取材してきたジャーナリストの佐々木俊尚氏がライフログ・ビジネスの現在と未来,そこに至るまでの課題を語る。人やモノの動きを解析することで生まれてくるサービスの姿,SNSやブログ,ストリートビューのようなWeb2.0サービスとライフログが化学反応を起こすことで生じる“新”インターネット・サービスの姿を日ごろの取材を基に大胆予測する。
究極のパーソナル・エージェントを目指す
「iコンシェル」の現在とこれから
株式会社NTTドコモ
コンシューマサービス部ネットサービス企画担当部長 前田 義晃氏
趣味や嗜好,行動計画に応じてユーザーの行動を支援する「iコンシェル」は最もライフログの活用が有望視されるサービスだ。NTTドコモのiコンシェルの責任者,前田義晃氏がiコンシェルの着想,ビジネス・モデル,プライバシの考え方,今後の方向性について語る。
ポイントによるライフログ活用ビジネスの最前線
株式会社野村総合研究所
金融戦略コンサルティング部上級コンサルタント 安岡 寛道氏
いつどこで何を買ったか。こうした情報を解析すれば,効率のいい販促や商品開発につなげることができる。以前からこうした試みは流通分野で行われていたが,ポイント・サービスとの融合でより身近なものへと変わりつつある。この動きは金融の業界へも波及しており,今後は金融以外の分野でも活用されるようになる。一方で,ユーザーIDに紐付く行動履歴(ライフログ)を集めた情報の統合により,消費者を行動をさらに詳しく調べられるようになるだろう。野村総合研究所で情報通信から金融サービスまでを研究する安岡寛道氏が,ポイント・サービスを巡る動きと,情報の統合によって生まれるビジネス・チャンスについて語る。
「ケータイ」から見たライフログ活用の可能性
株式会社KDDI研究所 開発センター 小塚 宣秀氏
KDDI研究所では,日常生活で生じる様々な個人プロファイルを生活履歴(ライフログ)として捉え,携帯電話を用いてライフログを収集・管理するシステム「ケータイdeライフログ」を開発し,リアル世界をコンピュータで解釈する試みを進めている。この実験で分かった事柄,延長線上にある商用サービスの姿,クリアすべき技術的課題などを語る。
対談:行動情報収集はどこまで許されるか
花水木法律事務所 弁護士 小林 正啓氏×日経コミュニケーション記者 中道 理
ユーザーの行動履歴によってサービスの質は向上する。一方で,ユーザーの行動履歴を集めれば集めるほど,ネット上にその人の人格が投射されることになる。プライバシと技術の進化のバランスのとり方について,次世代のネットワーク・サービスの法的問題に取り組む小林正啓弁護士と議論する。
※講師、講演タイトル等は変更になることがあります。あらかじめご了承ください。