いよいよ実用化へ!
モバイルに新サービスを生み出す話題のAR技術 のすべてがわかる世界初のカンファレンス開催!
AR(Augmented Reality)と略される「拡張現実」技術が注目を集めています。デジタル技術によって我々の視覚や聴覚に有用な情報を付加するものです。
ARは決して遠い未来やSFの世界の話ではありません。ARを実現する要素技術は実用段階にあり,本格的な商用化の一歩手前のところまできています。現在,携帯電話と組み合わせた情報サービス,ゲームやエンターテインメント,広告,災害時のナビゲーション,美術館・観光案内など,様々な分野でARアプリケーションが提案されています。とりわけ,ARはGPSなどを使う位置連動サービスと結び付くことで大きく発展すると予想できます。
日経コミュニケーションではARビジネスの最前線に迫るカンファレンスを開催します。豊富なデモを交えながら,ARの基本から携帯電話サービスでの利用までを,実際の技術開発やビジネスに携わる方々の生の声で解説します。ARの可能性を探る充実した1日となることでしょう。
日時 | 2009年2月26日(木):10:30~18:00(開場10:00)予定 |
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会場 | 青山ダイヤモンドホール(東京・表参道) |
主催 | 日経コミュニケーション,ITpro |
受講料金 | 30,000円(税込) |
受講特典 | ★今回、本セミナーにお申し込みの方には、下記特典をご提供します。 ●特典1 (関連特集が掲載される)日経コミュニケーション1/15号を会場にてプレゼント! ●特典2 当日、受講者よりいただいたご質問を、Web上で回答します! |
【ITpro会員サービス登録のご案内】
本カンファレンスにご登録いただきました内容で、ICTに関する専門メールマガジン「ITproメール」などをお届けするITpro会員サービスに、セミナー開催後に登録いたします。サービスの詳細は、ご登録後にEメールで詳しくご案内いたします。既にITpro会員にご登録いただいている皆様は、引き続き本サービスをご愛顧いただけると幸いです。
ARの可能性と未来
東京大学大学院情報学環教授 理学博士
ソニーコンピュータサイエンス研究所インタラクションラボラトリー室長
クウジット創業者兼特別顧問
暦本純一氏
ARなど実空間指向インターフェース研究の第一人者である暦本純一氏がARの歴史,現在,未来を語ります。暦本氏が開発にかかわったプレイステーション3用ゲーム「THE EYE OF JUDGEMENT」などこれまで開発された様々なARアプリケーションを紹介しながら,ARの可能性と課題を探ります。
ARの仕組みを理解する
九州工業大学大学院博士課程
工学ナビ主催
橋本直氏
ネットにおけるARブームの火付け役となったWebサイト「工学ナビ」を主催する橋本直氏がデモを交えながら最新のAR技術を解説します。ARアプリケーションを簡単に開発できるツールキット「ARToolkit」などを紹介します。ARの技術的な基礎と様々な方式が分かるようになります。また近年,ネット上でどのようにARが盛り上がっていったのかを把握できるようになります。
「実空間透視ケータイ」の紹介
株式会社KDDI研究所 特別研究員
小林亜令氏
GPSと6軸地磁気/加速度センサー内蔵の携帯電話端末で実現するARアプリケーション「実空間透視ケータイ」を解説します。インターネット上にある既存情報サービスとのマッシュアップを含め,近未来の携帯電話サービスでARがどのように使われるのかが分かるようになります。また,今後に向けた技術的な課題についても説明します。
緊急時のAR活用を考える
株式会社三菱総合研究所 情報技術研究センター 先端情報技術研究グループ 研究員
博士(情報理工学)
松崎和賢氏
防災システムや災害対策システムでのAR適用の可能性を検討します。ARは救助隊員など社会機能維持者への適切な情報配信やナビゲーションに利用できると考えられます。また,海外での関連技術動向を踏まえて,より広範なAR適用の可能性について探ります。
ポインティングアクセス技術と拡張現実(AR)-「AR+携帯電話」への期待-
NECマグナスコミュニケーションズ株式会社 市場開拓推進部主任
山崎順一氏
NECマグナスコミュニケーションズが,ポインティングアクセス技術を利用し開発を進めている,様々な携帯電話端末向けARアプリケーションにつきデモなどを交えながら披露します。リアル空間と3D地図を連携させ,空間検索が可能な「3Dローカルサーチ」や,携帯電話のカメラ機能と連携させ空間検索をしたり,特定の場所に情報を張り付けたりできる伝言板機能をもつ「OneShotSearch」,またARを使うゲーム「バーチャルかくれんぼ」などを紹介します。そのほか,考えられるビジネス・モデルやARを実現する上で必要となる携帯電話端末の機能についても解説します。
ARを使った遺跡復元
東京大学大学院情報学環特任講師(池内研究室) 博士(学際情報学)
大石岳史氏
株式会社アスカラボ社長
角田哲也氏
文部科学省,国営飛鳥歴史公園,明日香村の支援を受けて東京大学情報学環池内研究室が取り組むARによる遺跡復元プロジェクト「バーチャル飛鳥京」を紹介します。またこのプロジェクトに参加する角田哲也氏がAR専業の大学発ベンチャー企業アスカラボについて,今後の取り組みや目標,ビジネス・モデルを語ります。
シーン認識エンジン「SREngine」を使ったARアプリの紹介
株式会社光星 チーフマネージャー
金村星日氏
リクルート主催のWebアプリケーション・コンテスト「Mash up Award 4th」でクウジット賞を受賞したARアプリケーション「Fallen」を,デモを交えながら紹介します。Fallenは独自開発のシーン認識技術を使い「街の風景」を識別した上で,適切な場所に様々なデジタル情報をオーバーレイで表示します。外部のWebアプリケーションとのマッシュアップ機能も備えます。
AR技術を活用したインタラクティブメディアの展開
大日本印刷株式会社 情報コミュニケーション研究開発センター
SPメディア研究所
もたい五郎氏
AR技術を活用したインタラクティブメディアの研究開発を進め,ビジネスに参入しはじめているDNP(大日本印刷)が,その背景やコンセプト,アプリケーション開発の実績を紹介します。セールスプロモーション分野やプレゼンテーション分野を中心にした実績や,美術館をターゲットにしたプロトタイプ開発など,同社のソリューションビジネス展開を見据えた最新の取り組みについて紹介します。
商業化に向けて足りないものは何か?
株式会社アスカラボ 角田哲也氏
NECマグナスコミュニケーションズ株式会社 山崎順一氏
大日本印刷株式会社 もたい五郎氏
株式会社日本技芸 リサーチャー 濱野智史氏
司会:日経コミュニケーション 武部健一
ARビジネスに携わる方々をパネリストとしてお招きし,期待と課題,ビジネス・モデル,最適な端末は何か,などを議論します。
※講師、講演タイトル等は変更になることがあります。あらかじめご了承ください。