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ブロードバンド・ユーザーの3分の2がSkypeを使うのはどこ?

2005/11/25

写真1 聴衆が埋めつくした二クラス・センストロームCEOの基調講演
写真1 聴衆が埋めつくした二クラス・センストロームCEOの基調講演
 11月7日に開催されたスカイプ・テクノロジーズの公認イベント「Skype Day in Japan」。当日はルクセンブルク スカイプ・テクノロジーズのニクラス・センストロームCEO(最高経営責任者)の基調講演(写真1)を初めとする講演のほか,会場内にSkype関連製品の展示コーナーを開設しました。講演,展示どちらも企業向けのものが多かったのですが,盛況のうちに終幕。企業のSkypeへの関心が高まってきていることを感じた1日でした。

写真2 台湾PChome Onlineのホンチー・ジェン会長
写真2 台湾PChome Onlineのホンチー・ジェン会長
 イベント開催前に予定していた講演の登壇者は,スカイプのセンストロームCEOのほか4組5社(フュージョン・コミュニケションズ,ソフィアシステムズとソフィア総合研究所,ゼッタテクノロジー,ライブドア)。ところが当日はこのほかに,ゲストが一人登場。台湾のPChome Online会長であるホンチー・ジェン氏でした(写真2)。同社はポータル,オンライン・ショッピング,通信サービスの3事業を営む企業です。

 余談ですが,パソコン/携帯電話の周辺機器ベンダーであるウェルトーンが,Skypeを内蔵したUSBハンドセット「WB-2501」を発表したとき,ニュースを見て問い合わせをしてきた第一号は台湾企業だったそうです。いったいどれほどのSkypeブームがこの国で巻き起こっているのか。ジェン氏の講演を興味深く聞きました。

 Skypeが台湾で事業を開始したのは2004年7月15日。それから現在までの16カ月間で急成長。ダウンロード数750万,登録ユーザー数は250万人に上ると言います。

 台湾のSkypeフィーバーが相当なものだと実感したのは,ジェン氏が250万人とはどういう数字かを解説したときでした。「250万人とは台湾人口の10%以上。台湾ネット人口の20%。ブロードバンド人口の65%」。単純計算でブロードバンド・ユーザーの3分の2近くが,Skypeのユーザー登録をしていることになります。

 Skypeから固定電話や携帯電話に発信できる「SkypeOut」サービスの利用者も20万人を超え,トータルの(利用)秒数は1年で10倍に成長しているそうです。企業の導入事例も出てきており,ジェン氏は「中国や東南アジアに移転してしまった工場との電話コストを,Skype導入で安くした企業がある」,「台北市政府もSkypeを使っている」などの事例を披露しました。

 また台湾は,公衆無線LANサービスの“面展開”が進んでいることでも有名。これでさらにSkypeの利用が進むとの見方もあるようです。「台北市と高雄市では,来年から全地域にて無線LANが設置されます。それにより,いつでもどこでもオンラインにできる環境が完備されます。この計画に合わせて当社では,パソコンを利用しないSkypeハンドセットを準備中です。きっと面白い現象が起こることでしょう」(ジェン氏)。

 コンピュータ機器の開発は得意とするところの台湾。あっと驚く台湾生まれのSkypeの周辺機器が登場する日が楽しみになってきました。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション

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