ネット接続された自転車「コネクティッドバイク」が登場した。ライダーはスマホから自転車にアクセスし、ナビゲーション機能などを利用する。

 Googleは「Android Auto」を発表し、スマホから自動車を操作するコンセプトを提示したが、”Android Bike”とも表現したくなる、クールな自転車が話題を集めている。

出典:Vanhawks
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スマホから自転車を操作

 これはカナダ・トロントに拠点を置くVanhawksというベンチャー企業が開発した「Valour」という自転車(上の写真、出典はいずれもVanhawks)。Valourはネットワークに接続され、ナビゲーション機能などを搭載している。ライダーはスマホに専用アプリをダウンロードして、車体を操作する。スマホが自転車とBluetoothで交信し、ライダーはスマホ画面から各種機能にアクセスする。「Android Auto」が自動車のインターフェースになるように、ライダーはスマホからValourの機能を利用する。

 ライダーはスマホアプリにログインして、Valourを使う。ナビゲーション機能を使う時には、スマホ画面で現在地と目的地を入力する。自転車のハンドルにはLEDライトが装着されており、ライダーはこの指示に従って運転していく。

出典:Vanhawks
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 交差点に差し掛かると、ハンドルに埋め込まれているLEDライトが曲がる方向に点滅する。左折する際は、左側のライトが点滅する(上の写真)。Uターンする際は、両側のライトが点滅し、直進する際はライトは点滅しない。車体にはGPS受信機を搭載しており、現在地を把握し、アプリのマップと連携し、ナビゲーションを行う。