変化に適応する能力が身に付く

 いま企業が育てるべき社員は、竹のようにしなやかな「回復力」を持つ人材だと著者は説く。グローバル化した世界の変化は巨大な台風のようなもので、両手を開いて立ちはだかっても吹き飛ばされてしまう。体をしならせて強風を受け流し、なおも地面で踏ん張る竹のごとく、変化に柔軟に対応できる能力が求められている。

 だが、現実には変化にさらされると大きなストレスを抱えてしまうもの。本書は、そのストレスを乗り越えるための方法論「レジリエンスビルディング」を、豊富な事例とともに解説している。人事担当者や研修担当者のほか、個人が読んでも参考になる。

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レジリエンス ビルディング
ピースマインド・イーブ 著
英治出版発行
2400円(税込)