「パナソニックがシステム子会社の全株式を富士通に譲渡、数億円で」を読んで、考えさせられました。全株式を譲渡されるのはパナソニックITソリューションズで、同社には1400人の従業員がいるといいます。

 記事によれば、全株式を譲渡された後、富士通ITマネジメントパートナーへ社名を変更する同社の社員は500人程度に減り、残りの900人は日本IBMの子会社、あるいはパナソニックなどに移るとのことですが、譲渡額は数億円のもようだといいます。

 パナソニックは構造改革の途上にあり、パナソニックITソリューションズの経営状況を私は知りません。それでも500人が在籍することになる企業が数億円で譲渡されたと聞くと、複雑な気分になります。システム子会社の価値はどう決めるべきでなのか、考えています。

■変更履歴
パナソニックITソリューションズ社員が移る先の企業に、パナソニックインフォメーションシステムを含めておりましたが、削除しました。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。[2014/07/03 16:30]