新料金プランの先駆けとなったのは、2014年6月1日よりサービスを開始したNTTドコモの「カケホーダイ&パケあえる」だ。相手を問わず音声通話が定額でし放題になる「カケホーダイプラン」が大きなインパクトを与えたのに加え、パケット通信量を家族でシェアする「パケあえる」の仕組みが注目を集めた。

 音声通話を主体に利用するユーザーを中心に人気を集め、7月6日時点では510万契約に達するなど、好調な推移を見せている。改めて具体的な仕組みを振り返り、新料金プランでどのようなユーザーが得をするのか、あるいは損をするのか確認してみよう。

大きな注目を集めた「カケホーダイ」の内容とは

 2014年4月10日に発表されたNTTドコモの新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」は、“通話し放題”である点などが注目され、サービス開始当初から高い人気を得ているようだ。

写真1●NTTドコモの新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」は四つのサービスから成り立っている(写真は5月に開催されたNTTドコモ新製品・サービス発表会より)
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 その「カケホーダイ&パケあえる」は、基本料金プランの「カケホーダイプラン」と、容量別に分かれたデータ通信定額サービスの「パケットパック」、そして月額300円のspモード接続料や、いくつかの割引オプションによって構成されている。そこでまずは、話題の「カケホーダイプラン」の内容から確認していこう。