企業組織のゴール(目標)と戦略を組織構造に沿って、ツリー構造に展開して見える化するGQM+Strategiesは、特定の企業・組織、業務領域に限定することなく広く適用可能な手法である。中長期の経営計画、ITシステム投資計画の策定などで活用できるのはもちろん、人事管理で用いるMBO(Management by Objectives:目標管理)などにも活用できる。

 またゴールから導き出された戦略を実施する段階では、その効果を測定する指標を作るテンプレートも提供されているので、測定結果を踏まえて、ゴールを修正し、戦略を立て直すといった、PDCA(計画・実行・検証・見直し)サイクルも構築できる。これもGQM+Strategiesの強みだ。