拡張現実 (AR) 技術で市場をリードしているBlipparは、Google Glass向けアプリ開発にビジネスの重心を移している。Blipparは今月、「Glass Vision」として、Google GlassとARが結びつくことで、日々の生活が飛躍的に便利になるというビジョンを発表した。ここには、Google Glassがもたらす新しいライフスタイルが描かれている。

出典: Blippar
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手のひらがキーボード

 Blipparは、英ロンドンや米サンフランシスコなどに拠点を置くベンチャー企業。イメージ認識使った、デジタル広告技術を開発している。スマホでBlipparアプリを起動し、商品や雑誌を読むと、その上にマルチメディア・コンテンツが表示される。これがAR機能で、人目を引く広告方式として、市場で幅広く使われている。

 今Blipparは、これをGoogle Glassに応用する取り組みを始めた。Glass Visionでは、Google GlassとARが結びつくことで、日々の生活がいかにインタラクティブになるかを示している。

 Google GlassでBlipparを起動して手のひらを見ると、そこがキーボードとなる(上の写真)。キーボード下段にはTwitter、Facebook、SMS、Saveのアイコンが並び、これらにタッチして利用する。