Ubuntu 14.04 LTS日本語 Remixは、お手持ちのPCへ簡単にインストールできます。

インストール前の準備

 インストールする前に準備作業が必要です。

 Ubuntuをインストールすることは、今まで使っていたPCのHDDを上書きして、まっさらな状態にすることを意味します。PCで作成していたデータは、USBメモリーや外付けHDD、NASなどにコピーしてバックアップを取っておきましょう。

 なおUbuntuは、Windowsなどとデュアルブートにすることも可能ですが、トラブルが起こることが多く、Ubuntu Japanese Teamではお勧めしていません。複数のOSを使いたい場合は、「VirtualBox」などの仮想化ソフトを使うのがお勧めです。

 WindowsがプレインストールされているPCでは、購入時の状態に戻すリカバリーメディアが手元にあることを確認しましょう。機種によっては製品に添付されておらず、ユーザー自身が作成しなければならない場合があります。

 不幸にしてUbuntuからWindowsに戻したくなったとき、いつでも戻せる状態を作っておくことが大切です。

DVDから起動して導入

 PCの準備ができたら、DVD-Rメディアなどを用意して、[1]のようにインストールDVDを作ります。Ubuntu 14.04 LTSには64ビット版と32ビット版がありますが、通常は64ビット版をお勧めしています。32ビット版は64ビットに対応しない古いCPUのPCの場合に利用してください。インストール手順はどちらも変わりません。

 光学ドライブに作成したDVDを入れて、PCをDVDから起動します。PCを光学ドライブから起動できるようにするには、BIOS設定画面でデバイスの起動順を変更する方法や、特定のキーを押しながら起動して起動デバイスの選択画面を出す方法などがあります。詳しくはお使いのPCの取扱説明書を読んでください。なお最近の
PCでは、「UEFI」や「Safeboot」が有効になっているものがありますが、Ubuntu 14.04 LTSは有効にしたまま問題なくインストールできます。

 DVDから起動した後は、[2]~[11]に示すように質問に答えていく形でインストールが進みます。特にこだわりがなければ、デフォルトの選択肢を選んでいけばよいでしょう。PCをインターネットへ接続可能にしておけば、インストール中にアップデートのダウンロードや、リリースノートの参照ができます。

[1]インストールメディアを作る
DVD-Rなどのメディアを使って、インストールDVDを作ります。DVD-Rメディアに書き込むためのインストールイメージは、Ubuntu Japanese Teamの<a href="http://ubuntulinux.jp/News/ubuntu1404-ja-remix/" target="_blank">公式サイト</a>から入手してください。このページに64ビット版のダウンロード先一覧と、32ビット版の入手先(ページ末尾)が掲載されています。<br>  64ビット版と32ビット版のどちらかをダウンロードして、用意したDVD-Rメディアに書き込みます。Windows 7以降のPCなら、ダウンロードしたISOファイルを右クリックして「ディスクイメージの書き込み」を選び、開いたダイアログで「書き込み」を選んでください。
DVD-Rなどのメディアを使って、インストールDVDを作ります。DVD-Rメディアに書き込むためのインストールイメージは、Ubuntu Japanese Teamの公式サイトから入手してください。このページに64ビット版のダウンロード先一覧と、32ビット版の入手先(ページ末尾)が掲載されています。64ビット版と32ビット版のどちらかをダウンロードして、用意したDVD-Rメディアに書き込みます。Windows 7以降のPCなら、ダウンロードしたISOファイルを右クリックして「ディスクイメージの書き込み」を選び、開いたダイアログで「書き込み」を選んでください。
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