売上高500億円以上のITサービス企業(上場企業28社)の2013年度の業績を基に、前期と比較できる27社の売上高伸び率を比較した「成長性ランキング」を作成した(表1)。M&A(合併・買収)により事業規模を拡大した企業に加えて、独自のソリューションを持つ売上高で下位の企業が上位を占めた。

 大手では大塚商会が前期比9.5%増で8位にランクインした。一方、NTTデータや“3000億円倶楽部”の大手SIerでは、10位の伊藤忠テクノソリューションズの同8.4%増、13位の野村総合研究所の同6.1%増が目につく程度。買収や連結子会社化などを除く、“オーガニックな”成長性は低い。

表1●主なITサービス企業の成長性ランキング(売上高500億円以上の上場企業)
表1●主なITサービス企業の成長性ランキング(売上高500億円以上の上場企業)
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