クラウド、ビッグデータ、モバイル、セキュリティなど、ICTの最新トレンドにフォーカスする専門展「Cloud Days 九州 2014/ビッグデータEXPO 九州 2014/スマートフォン&タブレット2014 in 九州/Security2014 in 九州/MOBILE&SOCIAL 九州 2014」(主催:日経BP社)が2014年6月18日、福岡・博多のFFBホールで開幕した(写真)。

写真●「Cloud Days 九州 2014/ビッグデータEXPO 九州 2014/スマートフォン&タブレット2014 in 九州/Security2014 in 九州/MOBILE&SOCIAL 九州 2014」の受付の様子
写真●「Cloud Days 九州 2014/ビッグデータEXPO 九州 2014/スマートフォン&タブレット2014 in 九州/Security2014 in 九州/MOBILE&SOCIAL 九州 2014」の受付の様子
[画像のクリックで拡大表示]

 午前10時からのキーノートには、「健康ECサイト『ケンコーコム』の軌跡と今後の成長戦略」と題して、ケンコーコム代表取締役の後藤 玄利氏が登壇した。2000年に健康ECサイト「ケンコーコム」を立ち上げ、健康関連ECのリーディングカンパニーとして市場を牽引している同社は、今年の4月に本店を福岡に移し、福岡でさらなる事業展開・拡張を予定している。講演では、会社設立から現在までのケンコーコムの成長の軌跡と今後の事業の展開について、代表取締役の後藤氏自らが詳しく説明した。

大阪ガス、トヨタ九州など注目講演が続々、牧場でクラウド?

 このほかキーノート関連では、午後4時に大阪ガス 情報通信部アナリシスセンター・所長の河本 薫氏とオージス総研データアナリシス部の吉田 隆光氏が登壇。「データ活用でビジネスを変える~大阪ガスの挑戦~」と題して、苦労話を交えながら、大阪ガスのような“普通の会社”でデータを活用するために必要な取り組みと、その礎となるデータ基盤整備について解説する。

 また、2日目の6月19日の午前10時には、トヨタ自動車九州 取締役の百瀬 英典氏が、「トヨタ自動車九州での『九州のちから』を活かした取り組み」と題して、地元のITベンチャーと共同で取り組んだモバイル活用事例を詳しく紹介するほか、19日午後2時のキーノートでは、「クラウドを活用した牛群管理の構築と生産性改善」と題して、本川牧場 常務取締役の本川 和幸氏が登場。クラウドを活用した、先進的な牛群の管理手法について詳細に説明する。

 さらに、19日午後4時からは、「自治体におけるクラウドとマイナンバーの活用に向けて」と題したパネルディスカッションを開催。 パネリストに、福岡県 企画・地域振興部 情報政策課 情報企画監の古保里 学氏と、福岡市 総務企画局 CIO補佐官の竹内 聡 氏を迎えて、自治体での行政事務の改革、行政サービスの高度化、事務コストの最適化を推進する上で基盤となるシステムのあり方や課題について、自治体クラウドとマイナンバーの活用の観点から議論する。

 Cloud Days 九州 2014/ビッグデータEXPO 九州 2014/スマートフォン&タブレット2014 in 九州/Security2014 in 九州/MOBILE&SOCIAL 九州 2014は、それぞれがクラウドコンピューティング、ビッグデータ、スマートフォン&タブレット、セキュリティ、デジタルマーケティングに焦点を当てた専門展。5展合わせて94社(昨年は48社)が出展・協賛し、2日間にわたって36セッション(同20セッション)にも及ぶキーノートやセミナーを開講する。

 Cloud Days 九州 2014/ビッグデータEXPO 九州 2014/スマートフォン&タブレット2014 in 九州/Security2014 in 九州/MOBILE&SOCIAL 九州 2014の模様は適時、ITproで速報する。1週間後の6月25日、26日には、舞台を名古屋に移して、「Cloud Days 名古屋 2014/ビッグデータEXPO 名古屋 2014/スマートフォン&タブレット2014 in 名古屋/Security2014 in 名古屋」(会場はウインクあいち)を開催する。