Raspberry Piにタッチパネルディスプレイを付ければ、単体で操作できるガジェットとして仕立てられる。タッチ操作で画面を操作し、Raspberry Piにつないだ部品を操ることも可能だ。今回、アールエスコンポーネンツが2014年3月に発売した製品を使って、LEDの明るさを変えられるシステムを作ってみた(図1)。
サブディスプレイとして使う
アールエスコンポーネンツが今回発売した製品は、2.8インチの「uLCD-28PTU-PI」(解像度240×320、税抜き9430円)と4.3インチの「uLCD-43PTU-PI」(同480×272、税抜き1万5200円)の2種類。Raspberry Piのほか、Arduino向けにも多くのLCDパネルを発売しているオーストラリア4D Systems社の製品だ。
今回の製品は、Raspberry Piの画面出力をそのまま表示するディスプレイとしては利用できない。LCDは単体で動作し、Raspberry Piとはシリアル通信で接続する。Raspberry Piから画面部品の操作指示を受け取ったり、タッチイベントを送信したりする仕組みだ。LCDを制御するためのプログラムをCやPythonなどで開発して、Raspberry Pi上で動かす必要がある。
Raspberry Piには同梱のアダプター(図1左上)とケーブルで接続する。Raspberry Piのピンヘッダーにアダプターを差し、それをケーブルでLCDにつなぐ。LCDの電源もこのケーブル経由で供給される。