上位ブランドのCPUなら処理性能は高い?
上位ブランドのCPUが下位ブランドのCPUよりも高速とは限らない
大半のユーザーにとって、CPUのブランドはパソコンの性能を推測する上で重要な指標だ。現在、インテルの主な個人向けCPUには、上位から「Core iシリーズ」「Pentiumシリーズ」「Celeronシリーズ」「Atomシリーズ」の4つのブランドがある。一般に、Core iシリーズは「高価格・高性能」、Pentiumシリーズ以下は「低価格・低性能」のイメージが強い。
しかし、ブランドの位置付けが必ずしも性能を表しているとは限らない。右のグラフはデスクトップ向けのPentium G3220と、モバイル向けで標準的なCore i5-4200Uで性能を比較したもの。下位ブランドのPentium G3220が、モバイル向けとはいえ上位ブランドのCore i5を上回った。モバイル向けCPUは省電力性も重視されるので、性能では下位ブランドのデスクトップ向けCPUに及ばないことが多い。CPUの性能が最優先なら、低価格デスクトップを含めて検討した方がよい。