米アマゾン・ドット・コムが、オンラインショップ上で「ウエアラブルテクノロジー」というカテゴリーを新たに設けた。エレクトロニクス製品の中で、コンピュターやタブレット、携帯電話、カメラ、オーディオとホームシアターと並んで独立したカテゴリーとなるとは、ウエアラブル製品がいよいよ本格的に市場に出てくるのだなあと期待が高まる。

アマゾン・ドット・コムに設けられたウエアラブルテクノロジー
アマゾン・ドット・コムに設けられたウエアラブルテクノロジー
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 さっそく、そのサイトを見てみると、注目製品やエディターチョイスなどのコーナーがあって、親切な編集ぶりだ。今、ウエアラブルテクノロジー製品は非常に混乱した分野になりつつある。いったい何をもってウエアラブルと呼ぶのかがどんどん分かりにくくなっているからだ。

 これまでのウエアラブル製品は、健康を管理するデバイスが中心となってきた。ナイキの「FuelBand」のようにスポーツ好きの人々のために、毎日のステップ数やスポーツで消費したカロリーを計測してくれるものもあれば、睡眠をモニターする製品もある。じっと机に座ってばかり居ると、振動して注意してくれるという気の効いたバンドもある。

 それだけでも十分に面白かったが、これからのウエアラブル製品は、もっと広範な機能が統合され、同時に特定の目的に特化したものが出てくる。

 アマゾンが新たなカテゴリーを作ってくれたおかげで、そうした違いが一目で分かるようになった。まだ製品数は少ないが、こんなこともできるようになるのかと教えてくれる製品が見られるのだ。