「イオンのスマートフォン」発売のニュースから間もなく、おもちゃ量販店の「トイザらス」からSIMフリースマートフォンを発売というニュースが飛び込んできた。4月25日から全国のトイザらスで販売している。

 作っているのはポラロイドカメラでおなじみのポラロイドで、その名も「ポラスマ」。「トイザらス」からの発売ということからも分かるように、子供が使うことを想定して作られている。子供の「安心・安全」を一番にうたっていて、これはトイザらスの独壇場かなとも思う。

 SIMフリー機なので、格安SIMを使うことで月々の維持費を安く抑えられる。子供用にキャリアのスマホを契約するのは、月々の維持費や2年縛りなどを考えると二の足を踏みがちだが、これなら、気軽に手が出せそうだ。

親が管理しながら、子供の情報リテラシーを自然に伸ばす

 ポラスマで注目すべきは、子供が使うという想定ではあるものの、クアッドコアCPU搭載、デュアルSIM対応など、ほぼ前回のコヴィア「FleaPhone CP-F03a」と同等かそれ以上という、イマドキそこそこ使える仕様を備えている点だ。オトナの自分用スマホとしても使える可能性がある。

 総合すると、子供にポラスマを子供専用スマホとして与えてしまうのではなく、親である自分が管理してあわよくば自分も使い、なおかつ保護者設定機能など専用の機能で家庭の子育て方針にのっとって必要なとき(学ぶ、遊ぶ、外出時の連絡用など)に子供に渡して使わせる、という使い方が適切なようだ。

 自分がメインのスマホを持っていて、子供用のスマホを探すのが目的なら、ポラスマを買って子供専用にするのもアリだが、オトナの適切な管理はもちろん必要だろう。

 こんな感じで、子供も大人も楽しめるポラスマの仕様にちょっとワクワクする。子供用に特化したペアレンタルコントロール機能や楽しいコンテンツを備えたランチャーアプリ「KIDO'Z」を中心に、あらかじめ親が設定した連絡先に簡単に電話が掛けられる「キッズダイヤラー」、子供の居場所がわかる「モバみっけ」などを備えていて、「安心・安全」に気が配られている。