Windowsのタスクバーには、右端に「時計」と「通知領域」と呼ばれるアイコンを表示する部分がある。この部分は「タスクトレイ」と呼ばれ、古くはWindows 95から存在する、Windows ユーザーにとってはお馴染みの機能だ。

 タスクトレイ自体の役割は、Windows 8.1になっても大きな違いはない。しかし、設定方法や機能については、細かな点で異なっている。

 そこで今回のWindows 8.1道場は、Windows 8.1の「通知領域」と「時計」について解説する。

通知アイコンの表示と非表示を設定する

 タスクバーの「通知領域」は、常駐アプリケーションやネットワークの状態を、アイコンの変化によってリアルタイムにユーザーへ「通知」する。通知領域には、多くのアイコンが登録できるが、常に全てのアイコンが表示されている訳ではない。デフォルトでは、アクティブでないアイコンは非表示になっている。そのため、非表示アイコンが存在するときは「ボタン」が現れ、クリックすると非表示の通知アイコンを確認できるようになっている。

 Windows XP/Vistaでは、このボタンの向きが左向きで、クリックすると通知アイコンがタスクバー上に展開されるようになっていた。これがWindows 8.1では、ボタンの向きが上向き[▲]になり、クリック(タップ)すると隠れていた通知アイコンの一覧がタスクバーの上にポップアップする。

 もし、ポップアップした一覧の中に、通知領域に常に表示したいアイコンがある場合は、通知アイコンの一覧の中から通知領域側にドラッグアンドドロップする。これで、そのアイコンを、常に通知領域に表示させておくことができる(図1)。

図1●非表示の通知アイコンを、常に通知領域に表示されるようにするには、通知領域の[▲]ボタンをクリック(タップ)して表示された通知アイコンを、ドラッグして通知領域にドロップする。
図1●非表示の通知アイコンを表示する
非表示の通知アイコンを、常に通知領域に表示されるようにするには、通知領域の[▲]ボタンをクリック(タップ)して表示された通知アイコンを、ドラッグして通知領域にドロップする。
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