今回は、ソニーの「パーソナルコンテンツステーション」を紹介する。写真やビデオなどを保存しておき、さまざまな機器で見られるホームサーバー的な製品だ。

 この手の製品は、ちょっと分かりづらいと思う方も少なくないだろう。使いこなしている人にとっては、とても便利なのだろうが、「なんだか分からないので近寄りがたい」と感じる気持ちも分かる。これまでに、ヒット商品となったホームサーバーはほとんどないのだ。

 ハードディスク容量が潤沢なパソコンが中心の時代には、確かに必要のない製品だったかもしれない。ところが、記憶できるメモリー容量が少ないタブレットやスマホを主に使い始めると、とたんに便利に感じるはずだ。スマホで撮影した写真をパーソナルコンテンツステーションに保存しておけば、タブレットから簡単に見ることができる。

 もちろん、タブレットで撮影した写真も保存できるし、DLNAに対応するのでテレビでも表示可能。すべての写真を1カ所にまとめておき、好きなように見られるわけだ。記憶媒体には1TBのハードディスクを内蔵するので、まず容量不足に陥ることはないだろう。パソコンと違って、ほぼすべての容量を写真やビデオのために使えるのだ。

 スマホから使えるバックアップ用のストレージと考えてもいいだろう。パソコンとは関係なく動作するうえに操作も簡単。家族のスマホで撮影した写真を全部入れておくのも簡単だ。

 さらに、デジカメで撮影した写真を直接コピーできるので、SNSへのアップロードや写真編集がパーソナルコンテンツステーション+タブレットで事足りてしまう。パソコンを持っていても、ハードディスク容量の厳しい方にもおすすめだ。

「パーソナルコンテンツステーション」は、ソニーストア価格で2万8381円+税だ。
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