「ヤフーがイー・アクセス買収を中止、両社は得意領域に特化」を公開しています。ヤフーがイー・アクセスの買収を発表したのが、3月27日ですから2カ月を待たずしての撤回になります。

 爆速をモットーにしているヤフーからの発表ですが、驚きました。いくらなんでも爆速過ぎるのでは、というのが第一報を聞いたときの感想でした。

 買収発表の後に「マイクロソフトとヤフーのワイルドでまっとうな挑戦」という日記を書いたのですが、ヤフーに関しては前提が変わることになります。「ソフトバンクと協議した結果、ヤフーがサービスと通信インフラの両分野を手掛けるよりも、ヤフーとイー・アクセス(後日ワイモバイルに社名変更)が、それぞれの得意領域に特化した方が有利と判断したという」(冒頭記事)というのが中止の理由ですが、株価の下落やソフトバンクの資金繰りなどが影響したのではないか、との声も出ています。

 3月の発表の真意はどこにあったのか。考えてみます。