写真1●html5jエンタープライズ部部長の川田寛氏
写真2●html5jエンタープライズ部のメンバー
写真2●html5jエンタープライズ部のメンバー
写真は2月28日のカンファレンス当日のひとコマ。 (撮影:Yusuke Naka)
[画像のクリックで拡大表示]

 「html5jエンタープライズ部」、略して「html5jえんぷら部」。その名の通り、HTML5やJavaScriptといったWeb標準化技術のエンタープライズ領域における活用を推進するコミュニティーである。html5jエンタープライズ部部長の川田寛氏は、「クライアントサイドの標準技術をビジネスの世界でどう活用していけばよいのか、それを世の中に伝える場にしたい」と、コミュニティーの活動の狙いを説明する。

 川田氏によると、HTML5はクラウドと双璧をなすほど今後の企業システムで注目すべきキーワードのはずなのに、実際にはクラウドに大きく遅れを取っているという。コンシューマー向けネットサービスなどでの注目度は高くその利用も進んでいるものの、企業情報システムでは、「不安定要素が多く、技術革新が速いWeb標準技術を業務システムのような安定を求められる環境で活用できるのか」という見方が少なくないからだ。