ドイツOtto-von-Guericke University of MagdeburgのResearch Group Multimedia and SecurityのTobias Hoppe氏は、2014年4月17日から開催している自動車セキュリティー関連のシンポジウム「escar Asia 2014」で車載システムを攻撃する三つのパターンを実例で紹介した。

車載情報システム攻撃の三つのパターンを実例で紹介

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 これは攻撃のパターンが悪意のあるソフトウエア、同様のハードウエア、同様の周辺機器という三つに分類できることに対応したもの。ソフトウエアの例では、ナビゲーションシステムを取り上げ、違法コピーの地図DVDがコピー防止機能を無効化するケースを紹介した。

 ハードウエアでは、ナビゲーションシステムに後付けのハードウエアを接続して走行中にテレビが見られるようにする機能を紹介。また、周辺機器では車載ネットワークに接続してメーターパネルの走行距離を書き換える例を取り上げた。