最近、ニュースなどで「激安スマホ」なるものが話題です。イオンが月額2980円のスマートフォンの販売を始めたからです。この価格にはスマートフォン(Nexus 4)の分割料金が含まれ、音声通話が可能で定額制のデータ通信までが含まれています。毎月の支払いは、これに通話料が加わるだけです。そういうわけで、毎月3000円とちょっとで誰でもスマートフォンが買えるようになったわけです。

 具体的には、この商品は、b-mobileのSIMとLG電子製造のNexus 4を組み合わせたもので、イオンが通信事業者というわけではないようです。ですが、MVNOと技適を取得したスマートフォンを組み合わせれば、どこの流通業者もこうした「激安スマホ」を販売できるようです。ビックカメラ(とコジマ)も激安スマホに参入する予定で、ヨドバシなども検討中だと言われています。

 家電量販店などは、すでにスマートフォンやタブレットなどを販売しており、基本的な「販売力」はありそうです。そう考えると、他のスーパーなどの流通業者や家電量販店もこれに続く可能性があります。つまり、今年は「激安スマホ」の年になるのかもしれません。

 いったいどれぐらい安いのでしょうか。前回、NTTドコモの通信料金について記事を書きましたが、そのときの調査だと、Xiの場合、音声通話とデータ通信(速度制限あり)で6410円/月からです。これに端末の分割価格を入れ、月々サポートの分と相殺させると、毎月7000円ちょっと(利用期間10年未満でSH-01FをNTTドコモのオンラインショップから分割で購入した場合7274円)になってしまいます。