Googleは2014年3月18日、ウエアラブル向け基本ソフトである「Android Wear」を発表した。Motorola Mobilityは同時に、これを搭載したウォッチ「Moto 360」を発表した(下の写真)。

Motorola 「Moto 360」はファッション性をアピール

 Moto 360は典型的な腕時計の形状をしているのが特徴で、ハイテクよりファッションを意識した製品である。スマートウォッチのこの手法は消費者の心を掴むことができるのか、そのインターフェイスを検証する。

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円形のディスプレイ

 Motorolaデザイン責任者Jim Wicksは、Google Hangoutsを使った記者会見で、Moto 360の開発コンセプトについて解説した。Moto 360はAndroid Wearを搭載した最初のスマートウォッチで、ディスプレイが円形で高級感あるデザインとなっている。

 Wicksによると、Moto 360のディスプレイを円形にしたのは、伝統的な腕時計を表現するためである。腕時計は100年の歴史があり、ずっと円形であった。現在販売されている腕時計の80%は円形で、この形状が腕にしっくりするためである。WicksはMoto 360をデザインする際に「ファッション・テスト」という言葉が鍵になると説明した。